台湾旅行記 (2001/9/15-2001/9/21)
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朝の中世紀念堂

昨日からどうも調子が悪かったが、起きたらやはり風邪のようだった。 しかし今回の旅の大きな目的の一つ、民間武術探険に出発。
まずは中正紀念堂へ。たくさん人がいるが、だいたいは健康体操のようだった。
その足で二二八和平公園へ。ここにも体を動かす人がいっぱい。

歩いていると、太極拳ではないものを練習している老人を発見。 これは! と思いしばらくみていると、白鶴拳のような動きをしている気がする。 その近くで太極挙をしている集団の仲間らしい。 しばらく見ていたのだが、思い切って適当な中国語で老人に声をかけてみた。
日本から来て、武術が好きだから見学しても良いですか、と言ったつもりだったが、老人の言葉がほとんど聞き取れない。
「これからもっと人が来るから、まぁ折角だからちょっとみてきなさいよ」と言っているようだった。(多分)

ほどなく人が集まってきて、中には若者もいたので、英語と中国語でなんとか会話をする。
ノートに紙に「○○拳?」と書いて、若者に「さっき老師はここで太極拳とは別の武術を練習していたが、 あれはなんだ?」と、訊くと、「ホー」と答えて、ノートに「鶴」と書いてくれた。
なるほど、やはり鶴拳だったようだ。

老人に「太極拳はやらないのか?」と聞かれ、やってないというと、 「どうだちょっと試しに私を押してみなさい」と言われる。
言われるままにすると、老人はいくら押しても動かない。 老人は「これが落地生根」だとノートに書いてくれた。

しばらくそうしていたが、今日は「基隆」に行くつもりなので、見学のお礼を言ってそこを後にした。
台北東站からバスに乗って、1時間20分、終点基隆のバス停に到着。45元。とにかく交通機関は低料金。
鉄道が止まっている所為か、普段よりもかなり時間がかかった模様。


港町の風情だが、颱風の影響がもろに。

少しだけ港のまわりをうろうろして、台北へとんぼがえり。
荷物を預けてあるホテルへ戻る途中、金府大飯店と同じビルにある「天廚菜館」に入る。 ここでも基本の量がどうも多いようで、けっこうな量の料理が出てきた。 また食べきれないので「能不能打包?」と言って、また持ち帰り用に包んでもらう。

一度ホテルへチェックインし、「天仁茗茶」と「新純香茶有限公司」へ。茶葉と茶器まで買う。
それから、中華路の武道具屋「宗徳武道體育用具有限公司」へ。


その付近でご飯を食べようかと思いながら、結局紀念堂まで歩くことに。某武術団体の練習をノーアポで見学しに行く。
日本から来た旅行者なんですがちょっと見学させてもらえませんか、というと、日本人いるよといって、一人の青年を指差した。 彼は日本から仕事をやめて台湾に留学して、練習しているのだそうだ。
しばらくすると、老師が現れた。2時間練習を見学。練習後、先生はすぐに帰ってしまわれたので、挨拶する間もなかった。
その後疲れ果てて、タクシーで宿に帰って、昼に打包してもらった残り物を晩御飯に食べて、寝る。
明日はいよいよ帰国。


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