香港旅行 (2002/09/23 - 2002/09/29) 6日目

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9月28日  

今朝も少しにぎやかではあったが昨日ほどではないので、二度寝して9時に活動開始。
昨日買ったカバンにちょっと荷物を詰めてみるが、ちょっと不安がある。入りきるだろうか。 もうかさばるものを買うのはやめようと心に誓うのだった。

10時になりホテルを出る。まずは軽く朝食だが、普段朝はパン食だし、麺にも飽きてきたので 「Oliver's Sandwitch」という店へ。値段的には「マックの朝セット」という感じだが、 ポテト、ソーセージ、ビーンズなど20種類くらいから3品選んでトーストとコーヒーをつけて 20$と安い。しかもマックと違ってちゃんとしている。けっこう美味しい。 (でももしかしたら香港のマックは日本のよりもマシなのかもしれないけど)
今日明日の買い物の計画を立ててつつ、ちょっとのんびりする。

尖沙咀に移動し、もう一度両替。もう現金はなくなりそう。使えるところはカードで行こう。
あたりをウロウロし、ニューワールドセンターへ。ショッピング街をうろうろ、 スーパーでぷらぷら。
12時になったので、「インターコンチネンタルホテル(香港洲際酒店)」の広東レストラン 「欣圖軒」へ。XO醤排骨、蝦餃、粽、芒果布甸を食す。ハーガウのエビ自体は いままでで一番美味かったが、皮がちょっととろとろしすぎて全体的にはいまひとつ。 そのかわりといってはなんだが、排骨は非常に美味かった。ただ僕にとってはちと味が 濃すぎるので白米が欲しいところだが、粽と併せて食べるとこれまたいいお味なのだ。
そしてマンゴープリンは、「環龍閣」とほとんど同じレベルの高さ。美味い。 いままで香港で食べたなかでは双璧をなすといってもいい。 しかし僕の好みでは「欣圖軒」のほうに軍配があがるかな。細かい差なので説明は難しい。

ちょうどそのころマネージャーらしきお兄さんが来て、「美味しいですか?」と訊かれたので、 「すごく美味しかったですぅ〜」と答える。香港のこと日本のことで少し話をする。 味にもサービスにも窓から望むヴィクトリア湾眺めにも大満足して、「欣圖軒」を後にした。

さきほど海を眺めていたときに人が結構歩いていたので気になっていた、 海沿いのプロムナードへ。ここは香港サイドが一望できるベストビューポイントである。 もう来香?6日目ではあるが、うおぉ香港に来た!という感じである。写真を撮りまくる。
それからフェリー乗り場近くのバス停へ。「九龍城」へ行く路線バスに乗り込む。 親切な運転手さんに降りるところを教えてもらい、無事到着することができた。 紙に九龍城と書いて、タクシーの運転手にぎょっとされたりする経験はできなかった。 (ネタなので、わからない方は気にしないでください)

魔窟といわれた「九龍城砦」はもう取り壊されてしまって、今では当時をしのぶ記念公園に なっているのだが、古い町並みに当時の面影を残している雰囲気はある。 だが映画館が入ったショッピングモールもあったりして、割と今風に栄えてはいるのである。 閻大王のことを思い出しながら、町を散策。

いい時間になったので「北角」へ行くフェリー乗り場へ向かう。地図が途中までしか ないので、道にいたお巡りさんに訊くと、フェリーはなくなってしまったそうで、 旺角へ行くミニバスに乗ってMTRで行けということであった。バスまで止めてもらい、感謝感謝。 旺角からMTRで灣仔へ向かう。香港會議展覽中心新翼にある 「TDCデザインギャラリー」へ。ガイドブックを見て、 お土産になりそうなものがある風だったので言ってみたのだが、特に何も買わず。
もう夕方になりそうなので、ピークを目指すべく、ピークトラム乗り場へ向かう。

降りる駅は金鐘でよかったのだが、外への出かたを間違えて、あたりをうろうろする羽目に。 30分近くさまよって、ようやく駅にたどり着くことができた。
往復の切符を買って、乗車。ジェットコースターの最初の坂を登って行くのがずっと続いている 感じだが、かなりの急角度。かといって一部の登山電車のように列車自体に傾斜が付いている訳 ではないので、ひっくり返るんじゃないだろうかという勢いでぐんぐん登っていく。 10分もかからず展望台のある「ピークタワー」に到着した。

この展望台からはヴィクトリア湾を挟んだ香港両サイドを一望することができる。 暗くなるまで待つために「マダムタッソー蝋人形館」で李小龍の人形の写真を撮り、 カフェでクロワッサンをつまみながらコーヒーを飲む。
今日の記録をつけているうちに外はすっかり暗くなって、いわゆるところの「100万ドルの夜景」を 目の当たりにする。しばし夜景を堪能して、ご飯にするべく下界へ降りることにする。 ここからの夜景は確かに高いところから遠くまで見渡せるのだが、 新しいビルが林立する香港サイドを九龍サイドから見たほうが、実は夜景としてはきれいに 見えるはずだの思うので、試してみよう。
ピークトラムは往復の切符を買ったが、どこに行こうとあの駅からまた結構歩くはずので、 夜遊びスポット「ランカイフォン(蘭桂坊)」を経由して中環に行くバスに乗ることにした。 日本人、韓国人、中国人(普通話/広東語)、西洋の人(英語話者)が入り乱れ2階建てバスは なんてインターナショナルなんだ、さすが香港。(関係ない)子供連れの普通話が 一番聞き取りやすかったので耳を傾けたりしているうちに、蘭桂坊に到着。
この近くに広東料理の老舗「繼L酒家」がある。ガチョウのローストで有名なのだが、 320$もするのにさすがに一人では贅沢すぎる。それだけ食べるわけにもいかんし。 ということでここは前を通り過ぎるだけにして、向かったのはワンタン麺の店 「[シ占]仔記麺食」。麺はおなじみゴワゴワ麺、そしてプリプリエビワンタン。 美味しい。ちょっとこの味に慣れっこになってしまった感はあるけど。
ところでこの「記」という字がお食事どころの名前によく使われている。 どういう意味なんだろう。

夜のフェリーに乗るべく、乗り場へ向かう。
今日は一階の安い席だ。立ち上がったら間違いなく海に落ちる羽目になるような、 申し訳程度の鎖の手すりがあるだけ。近くで波がはねるので、船に乗っているぞという 感じがして良い良い。予想通り香港サイドの眺めは素晴らしい。
尖沙咀に着いて、昼間歩いたプロムナードへ。写真を撮りまくる。うーむ、香港だ。

さて、さっき麺を食べたばかりだが、まだ満腹ではない。香港に来てからのB級グルメぶりに きっと僕の胃は大きくなり続けているのに違いない。で、さきほどガチョウを逃したのが ずっと気になっていて胃がガチョウを欲していたので、前にテイクアウトにした 「廣東燒味餐廳」へ。今度は店内で鶏肉とガチョウご飯を注文。 これはぶっかけではなく別々に出てくるのだが、そんなことは関係なく ガツガツと食べる。美味い美味い。日々の記録を読んでくれている家族からは 食べてばっかりといわれているが、ほんとにそのとおり……。 しかも東京にいるときよりも胃腸の調子が良いようなのが不思議。

大満足してそこを後にするが、味が結構濃い目でしょっぱいので、今度は甘いものが 欲しくなった。ホテルの近くにあることだしと、「義順牛[女乃]公司」へ行き、 牛乳プリンをこれまたガツガツと食す。生姜味の熱いのも美味しかったけど、 今日はチュルルンとして冷えたヤツが食べたかったので、それにした。 美味い美味い。(ってこればっかり)食べ始めてからコーヒー牛乳バージョンも 新発売、ということをメニューと壁の張り出しで発見し、悔しがる。 実はちょっとコーヒーっぽいものが食べたかったのだ。 2杯目を食べても良いんだが、さすがにちょっと気が引けて(お腹は大丈夫だけど) 明日機会があれば、ということにし、宿へ帰る。今日も絶対食いすぎ。

部屋に戻って落ち着いてから、明日の出発に向け荷造り。朝はちょっと不安だったけど、 ギュウギュウ詰めてみると、結構入るので安心。明日は9時に集合だ。

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