朝5時半ごろに起きて、ゴルナーグラートへ向かう。マッターホルンの展望台といえばここなのだそうである。「ゴルナーグラート=モンテローザ鉄道」(GGB)で40分、3089mの展望台に到着。ここもアプト式でかなりの急勾配を登って行くのだが、途中で森林限界を超え、あたりは禿山のようになる。展望台に行くが、今日はマッターホルンどころが、周りの山もほとんどが雲に覆われていて、しかも雨風から吹雪になり、展望どころではない。しばらく様子見をしていると一時は視界が開けてきたので、見える部分で写真を撮ったりしていたが、マッターホルンはいったいどこにあるのやら、まったくわからない状態のまま。しかたがないので、昼前にツェルマットへ戻ることにした。 雨が続いているので、いったん部屋に戻り一休み。ころあいを見て、昼食へ。何の情報もないまま表のメニューを見て入った「walliserkanne」という店だったが、スイス料理のロシュティとソーセージ、グラタンもとても美味しかった。ぜひみなさんにもお勧めしたい。ただし量はかなり多い。 お腹いっぱいになって、街をぶらぶらしながら、土産を物色。夏時間の設定のせいか、8時を過ぎないと陽が傾かないので、けっこう遅くまでみやげ物屋は開いている。 連日のパンチーズハムパンチーズパンチーズハムという食べ物の貧しさに飽きてしまったので、チャイニーズの「華園」へ。湯麺のセットと水餃子をそれぞれ注文するが、麺はスパゲッティだったり、餃子はたれには黒酢を使っていたものの本体は?、かなりアレンジされた食べ物だった。厨房にいたのは中国人だったようだが。まぁ、ちょっと舌の気分転換ができたということで自分を納得させて宿に戻った。 楽しかった山の旅も今日まで。明日はいよいよ首都ジュネーブ入りである。
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