朝起きるとけっこう天気がいいので、もう一度ゴルナーグラートに行くことにする。まず朝食。レストランの窓からマッターホルンが見える。やはり山を見にいかなくては。チェックアウトして荷物をホテルに預け、GGBで登る。昨日はまったく見えなかったマッターホルンが眼前に迫る。スイスといえば、やはりこれだ!展望台に行き、眺望を堪能。電車で一駅ローテンボーデンまで下り、リッフェル湖に映る逆さマッターホルンなど見ながら、次の駅リッフェルベルクまでハイキング。 512MBのメモリーカードがいっぱいになるまで写真を撮ったが、写真を周り360度を3000m級の山々に囲まれるというのは、実際に体験してみなければわからないものだろう。最後にやっとこの地に棲む動物マーモットも見れた。 山を下りて、腹ごしらえし、荷物をピックアップして出発。駅を出たのは3時過ぎ。フィスプで乗り換え、ジュネーヴ(空港)行きの電車に、文字通り飛び乗る。今日の行動は予定外だったから時刻表も調べていなくて、けっこう冒険であった。 乗り換えてすぐ、シオンあたりからフランス語圏に突入。車内放送の最初の言語も、車掌の言葉も、駅の看板類もみな急にフランス語になる。さすが多言語国家スイス。公用語は、独仏伊ロマンシュ語の4語。みな学校で2ヶ国語は学ぶのだそうだ。それに加えてお店ではだいたい英語が通じる。日本も小学校から外国語を学習すべきだと思う。とりあえず英語か。 ジャズフェスティバルで有名なモントルーを通るときに、バイロンに詠われたシオン城を見る。通路を挟んで向かいの席に座っていたマダムが親切に教えてくれたのだ。 電車は2時間半ほどでジュネーブに到着。スイスフランはほとんど使い切ったので、ここでユーロに少し両替しておく。ホテルまでは徒歩5分。ベルボーイ付の、今回の旅行で一番贅沢なホテルブリストルである。まだ明るいとはいえ、もう8時前なので、一息ついて出かける。 140mも吹き上がっている湖の大噴水を見て、イタリアンレストランで晩御飯。宿に戻り、バタンキュー。今日はよく歩いたので。明日はスイスを出国しフランスへ。新幹線よりも速いTGVに乗る。
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